2014.03.25 Tuesday
「うーん……明日明後日は、お月忌がみっしりだなぁ……あ、明後日ならY市のご門徒さん(横田さん)のところに行きますから、午前中に部品が届くなら、私が引き取って来られますよ」
「そうね。じゃ、明日届くなら俺が取り行って、明後日になるならキュウちゃんに行ってもらおかいね。交換部品はもう全部出とるけん、あとはファックスで注文出すだけやきね。急ぎなら、これだけ先に注文しょ」
サクサクと話が進んでいくのはいいんだけど、ぶーぶーのオーナーである私の意見はまったく入ってないんですが。修理するといっても、今修理代出せる現金持ってないですが。
そんなことを思っていたら、久世さんがくるりとこっちを向いてこう言った。
「聖さん、どうされます? 東京に戻って修理されてもいいですが」
そう言われましても。
「……でも……乗って帰るのは不可能ですよね?」
「不可能じゃなかばってん、危ねぇけん勧めんねぇ」
カメさんが言う。
「新M港まで乗っていってっさ、船で帰ったら良かが。もっとも、二日くらいばってんが」
退屈だろうがのんびり乗っとけばいいよ、と付け加えられた。
うーん、どうしよう。
夏休みの真っ最中なので、学校自体は気にしなくていいけども、納車日に遠出しすぎて何日も戻らないのはちょっとマズい気がしてきた。……いや、明日出発しても走って帰れば東京に着くのはいつになることやらって感じだけども。最低でも二日はかかりそうだし。
明日から数日間 泊まりの来客があるので、月末くらいまで、更新が止まります。