ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態

ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態― STUDIO L Webん室

まぁ、いわゆる雑記。

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 体調の方です。ごきげんよう。
 何やらバックグラウンドでお馬鹿なことをやってたりしますが、日によって体調がまちまちでチト困っていたり。
 アレか、昼に畑と庭仕事すぎたか?

 夜に長時間書いたり描いたりできない…(涙。

 …『迷走惑星4』をこそこそ出してるってことは、そういうことだったりします。
 聖蓉、書きたいんだぜ、マジに。




 亜美は夜中に目覚め、機械的にベッドから上体を起こした。 視線が部屋の中をさまよう。それからはじめて窓のカーテンがきちんと閉まっておらず、月の光が部屋のほとんどを満たしていたのに気が付いた。
 ぼんやりと亜美は考える。月の光のせいかしら?…と。
 カーテンをきちんと閉める前に、亜美は一度窓の外をあおいで月を見た。下弦にさしかかろうとしている半月が、南東の空にたよりなく浮かんでいる。
 ――これからどんどん細くなっていくのね。
 亜美はカーテンを閉めながら、その細くなる月が、今の自分の心の不安を表しているように思えて仕方がなかった。
 
 
 朝。亜美の朝は早い。簡単に朝食を済ませ、誰よりも早く学校へ行く。誰もいない教室で問題集を1ページでも多く解くのを自らに課しているからだ。
 朝の学校、そして教室が亜美は好きだった。閑散とはしているが、清浄でピンと張った空気が教室全体に広がっている。窓のすぐ外にある木の枝に、ときどき青灰色の小鳥がとまってチョッチョッ…ときれいな声で鳴くのもお気に入りだ。
 そんな中で問題集に取り組むと、どの時間よりも早く多く解けるような気がする。制限時間は誰かクラスメートが一人、教室に入ってくるまでの十数分間だ。
 学校の昇降口が校務員さんによって開けられる時間と亜美が教室に入る時間は、5分ほどの時間差はあったがそれぞれが毎日きっちり定刻だから、次にクラスメートが入ってくる時間が、たとえば9分後か16分後かはその日の運ということになる。そんな運に大きく左右される貴重な時間帯にどれだけの問題が解けるかということは、亜美にとって心躍るゲーム感覚だ。
 一人密やかな楽しみを満喫するために、いつもどうり いつもの時間に家を出たが、今日は何となく起き抜けから頭がすっきりしない日だった。理由は何となくわかっている。たぶん寝不足なのだ。
 昨夜はカーテンを閉めたあとすぐにベッドに入りはしたがなかなか寝付かれず、なんとかヒュプノスに身をゆだねても、眠りの水面付近でたゆたっていただけだったように思われる。実際にはちゃんと眠ったのかもしれないが、気分的に眠れなかった感覚は亜美の体のあちこちにまとわりついている感じで、シャワーを浴び、朝食をきちんと食べて、自宅のマンションからずいぶん歩いた今でも、それを追い払えないでいた。
 ――教室で少し仮眠をとろうかしら?
 仮眠は場合によっては絶大な効果を上げることができる。亜美はそのことを知識としても体験としてもよく知っていた。
 今日はいつものゲームよりも、このもやもや感を何とかしたい。それには仮眠を取ることが最善だろうか。そんなことを考えつつ歩いていく。やがて前方に見えてきたバス停に、いつもこの時間だったらいない人影を認めて、亜美は思わず立ち止まってしまった。





 『薬飲むのイヤニョロ~。」と駄々っ子中。
 ジェネリックなんだろうけど、結局アレでしょ、このピンクのヤツ…(ぬー。
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