ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態

ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態― STUDIO L Webん室

まぁ、いわゆる雑記。

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 このシリーズ全編通してのイメージテーマは、渡辺美里さんの『シンシアリー(sincerely)』だったりします。

 軌道を外れた惑星のようにさ迷っている
 不完全なあなたと不完全な私が


 この一節から生まれた物語群だと言っても過言ではない。



 「……そう……。」
 マーズは何か言おうとして、口をつぐんだようだった。やや暗い表情でちょっとだけうつむいたがすぐに顔を上げた。その目には冷たい光が宿っていた。
 「あなたがそう言うのなら、そうなんでしょうね。」
 これ以上はないのではないかと思えるような素っ気ない口調だった。
 氷の剣でなぎ払われ、刺し抜かれたような気がする。自分の心を見透かされたようで、冷水を被ったように体の芯がすぅっと冷えていくのをマーキュリーは感じた。
 気まずいわけではないが、居心地の悪い時間が流れていく。マーキュリーには長大な時間に思える。目の前の人物は、この時間をどう感じているのだろう…と、他人事のように考えながらも、この居心地の悪い空気をなんとか払拭できないだろうかと、会話の糸口を探していた。
 「マーク、マーズ。ここにいたんだね。」
 耳障りの良いアルトの声が、緊張した空気を破った。渡りに船とばかりにふたりが同時に声の方に視線を転じると、エプロン姿のジュピターが立っていた。
 「お茶にするから、いつものところに集ー合ー。」
 にっこりと微笑んで言う。
 「まずは手を洗ってからね。…今日のおやつは自信作なんだ。」
 ジュピターが言い終わるか終わらないうちに、マーズはすぅ…と歩き始めた。ジュピターとすれ違う時に小声で何かジュピターに話しかけていたが、マーキュリーには聞こえなかった。しかしジュピターが愛想を崩さずににっこりと対応しているので、そんなに悪い話をしているわけではないらしい。
 内心でため息をつきながらマーズを見送っていると、ジュピターが笑いながら近づいてきた。
 「さ、マークもおやつにするよ。手を洗っておいで。絶妙のタイミングでお茶を淹れるからさ。」
 ジュピターが言ったとおり、彼女の絶妙のタイミングの良さに、マーキュリーは泣きそうだった。しかしここで泣くわけにはいかない。ジュピターの言うとおり、とにかく手を洗おう。そして顔も。
 マーズが急にとったあの態度のことを考えるのは、せめてお茶のあとにしよう。
 「ありがと、ジュピタ」
 思わずうつむいて呟いた言葉の返事は、ぽんぽん…とやさしく頭をなでる、無言の手のひらだった。




 ずぴたがなんだか良い役回りだなぁ(w。
 やーもう、オイラの贔屓を一身に受けちゃってるキャラですけん(w。


 …筋肉補助の役割をしている、サージカルテープがやたらと痒いんですがー。
 せめて明日までの辛抱ー。

 明日は夕方から映画観てきます。ホームズホームズー~♪
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