2010.03.19 Friday
現場なんすよ……と。
最終納品日は24日。
そこまではのんびりできないわけですがー。
『ジュズダマ』、完璧に筆そのものが止まっちゃってるしー(遠い目。
そんなワケで、『迷走惑星 4 メルクール』から(ぉ。
最終納品日は24日。
そこまではのんびりできないわけですがー。
『ジュズダマ』、完璧に筆そのものが止まっちゃってるしー(遠い目。
そんなワケで、『迷走惑星 4 メルクール』から(ぉ。
「お疲れさん、マーク。」
後ろから声をかけられてマーキュリーは振り向いた。『マーク』と呼ぶのはたった一人、セーラー・ジュピターしかいない。視界の先に、ポニーテールを頭上高く頂いた、深緑の瞳を持つ背の高いその少女がこちらに向かって歩いてきた。彼女はいつもそうであるように、にっこりと笑みを投げかけてくる。
「何か心配事かーい? 一心不乱に作業してみたみたいだけど?
…何度かノックしたのに、気が付いてくんないんだもんねぇ。」
ジュピターの口調にマーキュリーを攻める響きはなく、反対ににこにこと笑っている。屈託ない笑顔につられてマーキュリーも思わず笑みがこぼれたが、すぐに苦笑にかわってしまった。
「ちょっとね、ここ最近の地球国の動きが気になったものだから」
ジュピターはマーキュリーの座っている椅子の横に立つと、コンソールに片手をついて、解析結果を流しているモニターを下から見上げた。こういうとき前屈姿勢になるのは、会話の相手に威圧感を与えないように、そしてお互い会話しやすいようにという、背が高いジュピターの気遣いからくる癖らしい。
「ふーん………」
深緑の瞳がモニターに映し出される画像と、上から下へ流れる解析結果をひとしきり眺めている。
「ま、とりあえず、何にもないようだね。よかったよかった。」
上体を起こしながら、ジュピターはのんきそうな声を出した。
「そうかしら?」
ことさらに『平和』を強調しているように聞こえたジュピターの言葉を、とっさにマーキュリーは一言のもとに両断してしまった。ジュピターの瞳がモニターからマーキュリーのほうへと移動して来るのが見える。のんびりと、しかし心の奥まで覗き込んで来るようなジュピターの視線が、マーキュリーには痛い。二瞬ほどの沈黙のあと、マーキュリーは耐えきれなくなって視線をモニターに戻し、言葉を継いだ。
「…そうは見えないのだけど。」
「ふぅん…」
ジュピターの気のない返事が聞こえ、そして沈黙が流れた。どうやらまたメインモニターに見入っているらしい。ジュピターの意識が自分からそれたことを何となく感じ取って、マーキュリーは内心ほっとした。…と同時にジュピターの声が降ってきた。
「だーいじょうぶだって、あんたは気にしすぎさ。」
顔を上げると、そこにはにこやかな笑顔があった。
「マーズは何も言ってないんだろ?」
「え……ええ。」
『マーズ』の言葉にピクリと肩が震えた。不覚。もしかしたらジュピターに気づかれたかもしれない。
『セラムン』でカップリングってのはやってないんですよ、実は。
「まこあみ」とか「レイあみ」とか好きなんすけど。
「美奈子+レイ」という組み合わせも良いですよね。原作でのアレとか(w。
最近、境界に使ってる横罫線がぶっとくなったのは、アレです。
バックの罫線に合わせて行間調整してるから(w。
人間、どんどんずる賢くなります(w。