ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態

ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態― STUDIO L Webん室

まぁ、いわゆる雑記。

<< さよなら、スッちゃん。 : main : お供え。 >>
 我が家はたいがいに笑いのネタが絶えない家と言いますか、コトに対してあまり深刻になれない人らの集まりと言いますか、…まぁそういう感じでありまして、親父が亡くなったときも葬儀のときとか納棺の時とかイロイロあったりしましたが、今回のスッちゃんの件でもそれは微量に発揮されたりするとです。
 さて実は、れーちゃんがウチに戻ってきてくれてスッちゃんに付いてくれている間、ワタシは別室で職業別の電話帳をめくっておりました。
 もうネコサークルとかだいたいの物は片付けた後で、スズがご浄土に行くのは時間の問題と思えましたし、場合によってはれーちゃんがいる間に亡くなる事態にもなりかねなかったので、先手先手と行動し、この時もペットを火葬してくれるところを探していたのです。

 結局スッちゃんは昨日朝、朝食直前にご浄土に召されまして、簡単に体を拭いてやって新しいシートにくるんでから手を洗い、台所に行ってモシャモシャとメシを食っておりました。
 ゴハンも佳境に入った頃、無敵母に
「スズちゃんの様子はどうね?」
と訊かれたので、納豆メシを頬張りながら、この人は何もなかったように
「ああ、今、死んだ」
と答えたのです。この様子そのものに、あの無敵母がたじろいだようでしたが、だからかあまり取り乱しも嘆きもせずに
「そうね」
でその場は終わりました。

 それから無敵母は毎日の習い事メニューを消化するために出かけていき、ワタシは調べておいたペット霊園を改めてサイト検索して見てみましたが、これがなんとなく「しかっ」といかない。簡単に言えば電話帳の広告に比べて詳しく書いてなかったので、イキナリめんどくさくなったワタシは、市内にあるペット霊園に電話をして、午後からの荼毘を予約したのでした。

 昼ご飯を食べた無敵母とワタシは、スッちゃんを入れた箱を車に積んで件のペット霊園へ。
 そこは石材店が併設としてやっている霊園でして、その名前を見た無敵母が一言
「石屋さんで○○さんちゅーたら、家は▽▽町やなかね?」
「……あ"…もしかしてウチの門徒さん?」

 …「ウチの」と言ってますが、厳密には『母の実家の』が正解です。無敵母の実家はお寺で、ワタシは母方のジジババっ子なので、母方の実家も自分ち…という感覚がまだ抜けません。
 それはともかく。

 ヤな予感がしながら霊園に入って行きましたが、無敵母の顔すらも知らない人が応対してくれたので、疑惑はうやむやになるかと思われました。

 その霊園は祭壇や納骨堂、外には個別のお墓を完備し、大きくはないながらしっかりしたところで、安心できる施設でした。
 毎月第3日曜には月忌法要もしてくれますし、希望があれば初七日、四十九日法要もしてくれるとのことです。

 …で、月忌法要を伝える貼り紙があったので眺めていたら、中央よりやや下に法要の様子を撮った写真が掲載されています。中央奥でお経を上げているとおぼしき坊さんの後ろ姿が、見たことある気がするなぁ…と思ってさらに下を読んでいくと……

 ○○山■■寺 住職 ▲▲●● <ココ、知ってる人は笑い所。

 ……従兄だよ(="=;#)

 叔父貴の頃から始めたことかもしれんけど、たぶんちゃんとこういうコトをしようと言ったのは、ヤツなんだろうなぁ(いきなり「ヤツ」呼ばわり)<や、従兄のことを嫌いではないんですよ(w。

 ま、数ミリほど見直しておいてやろう(w。

 ウチの月忌には、スッちゃんのお参りもしてもらうしな。お互い会ったことはなかったけど、縁があったっちゅーことなんだろうなぁ(苦笑
 今度の月忌は、お経がちょっと長くてもいいよ。


 さてさて荼毘が終わったスッちゃんですが、今は仏壇の真ん中に据え置かれてます。
 …神道のお家の子なのに、仏壇に据えてていいもんかのぉ?(w。…という疑問はおおいにありますが、それはそれ、これはこれ…ということで、ウチで亡くなった子なのでとりあえずは我が家流で。


 すでに生活は日常に戻っています。
 梅干しも漬けたし、午後はジャガイモをぜんぶ掘ってしまわねば(w。
 夕方にはミシンを出して明日からの準備。布屋は明日行くことになりそうです。
 夜はCGIを探してきて設置しないとね。
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