ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態

　…入院ケージの一番下の段って壁が取り外しできるんだ（へー）…じゃないと、大きい犬が入れられないもんね。

　スッちゃんレントゲン直後でテントがまだ張られてなかったから、撫でさせてもらった。新しいTシャツ入れたらすぐに「あ、新しいの来た！」とクンクンすりすりしてくれた。

　お互いべったりくっついて、二人してゴロゴロいってたら、耳元ででっけぇ声で鳴き出した。元気だねー。声出たねー。良かった良かった。

　レントゲンの現像終わって、センセがにこにこ顔で「肺はもう大丈夫ですねー。ちゃんとふくらんでますよー」と言った。
　ちょっと小躍り。
「夜にさらに酸素濃度を低くして、明日から酸素テントを止めて徐々に普通の空気に慣らしていきますー。早かったら月曜に帰れると思いますよー」

　わぁい！やった！

　やっと安心できるレベルにまでなった。
　ただし、「お家でも様子を見て、息が荒いようならすぐに連れてきてください」とのこと。そのくらいだったらいつでもやるやる！

　顔ももういつもの表情だし、焦点もしっかりこっち見てるし。よかった、本当によかった。

　明日は午前中のみ診察。
　朝に面会に行ってこよう。

　センセが言った「20年生きてる子は、生命力も運も強いです」
　その通り。…ほんとうに今回はそう思うよ。



【追記】
　事故で入院している子猫・太郎ちゃんと、隣のケージに入っている宿無しアミちゃんから、パンチ20回以上喰らった。

　面会に行ったらケージに入っている子たちに必ず声をかけるもんで、一部の子たちからは「この人構ってくれる人ー」と認識されてしまってるっぽい。
　スッちゃんもみんなもがんばれー。