2005.03.27 Sunday
その時ワタシたち、主催イベントの真っ最中でした。受付が始まって数分後の出来事です。
イベントを主催し始めて実は6年になるんですけど、火災や水害や台風は想定していても地震は想定外でした。そのくらい福岡は地震に縁のないところです。
ワタシ自身、生まれて30ン年、片手で足りるほどしか経験してませんですよ、マジに。
ちょうど更衣室にお借りしていた場所の真上の遊具が動き出し、ジェットコースターが接近していたこともあって、地鳴りも聞こえませんでした。…いえ、「ジェットコースターの音にしてはヘンだ?」と思った瞬間、地面が震えだし、そして大きく揺れました。でも立っていたために、すぐに地震とは判断できず、しばし立ちつくすこと数秒…。もう一人の主催れーちゃんが、とっさの判断で受付待機列に並んでいる100名ほどの参加者に「地面に伏せて下さい!座って!!」と声をかけたのを皮切りに、一斉に地面に身を低くした皆さんを見ながら、震動がとまるまで何もできませんでした。…いや、そんなもんだ経験不足ってヤツは。
震動がとまって自分にできたことは、更衣室の安全点検(女子更衣室にはすでに数名入っていたし、なによりも遊具の真下だったので)しかありませんでいた。…なんて役立たずの主催だ…と中に声をかけながら思ったよ、ママン_| ̄|○
そこからは大きな余震も体には感じず(<ココがミソ)、10分ほど停滞したたために本格的な受付は、いつもの通り11時ちょっと過ぎから始まりましたが、広くなった更衣室のおかげで大きな混乱と待ちもできずにイベントは進んでいきました。
最近ウチのイベントでは、好き者の誰かさんが音響なんぞにこり始めたので、今回から専用のスピーカーとミキサーが導入され、それをどうしても使いたくてたまらず、音源(PC)を繋ごうとしたんですけど、たった一本の電源コードを忘れたために、音源に電源を入れることができず(<大バカ)、泣く泣く無音でイベントを進行していくことにしたんですけど、これまた前々回から導入された無線マイクがとてもアヤシイもので、うっかり電源を切っておくとFMを拾いまくるというカナシイブツだったんですが、コレが今回大いに活躍してくれました。
FMから流れる災害情報を一日中流すことができたんですね。
これからあの無線マイクを小バカにするのはやめようと思いました。
また前日設営時には音源としてラジカセを持って行ってたんですけど、当日は必要ないので機材リストからはオミットされてましたが、「これからは持って行きなさい」とイベント終了後に家に帰ったワタシたちに、無敵母のありがたいお言葉が…たしかにそう思います。でっかくなくて良いから、トランジスタのラジオとか持って行っておくのが吉だと思いました。
参加者の皆さんから、いろいろと声をかけて頂きました。
「イベントを中止にはしないのか」「イベントを早く切り上げた方が良いのではないか」というものもありましたが、たとえイベントを早く切り上げたとしても、まだまだ参加しようとがんばって来てくれる人たちがたくさんいるので、ワタシたちは引き上げることはできませんし、園の方も閉園する気配がありません、それならば来てくれる人たちのためにも最後までイベントを続けようということで、予定通りイベントは続行されました。その間にも参加者には「早く引き上げることをお勧めします」と勧告をする一方、ラジオの災害情報・交通情報を流しつつ、自前で収集した交通情報をホワイトボードに書き出して(情報変更がある事に書き換え)、本部前に掲示しました。
その結果、電車で来られている参加者の多くが、公共交通機関が動き出すまで園内にとどまることになったようです。電車が動き出したのは、イベント終了後の午後5時30分以降だったようです。
今回で痛感したことは、仕方がないこととはいえ福岡人、地震に弱すぎる…ということでしょうか。自分たちも情報を提供するだけで、それ以上は何もできませんでした。
今回は野外のイベントということで、コレといって大きな災害にはなりませんでしたが、この日、博多港でイベントをされていたところもありますし、何よりも自分たちが、たとえば室内だったことを想定すると、今回のように適切な(?)声かけができたかどうかわかりません。
今後はより徹底した防災・災害時マニュアルが必要になってくることを痛感した一日となりました。…人生一瞬一瞬が勉強ですなぁ(しみじみ)
イベントを主催し始めて実は6年になるんですけど、火災や水害や台風は想定していても地震は想定外でした。そのくらい福岡は地震に縁のないところです。
ワタシ自身、生まれて30ン年、片手で足りるほどしか経験してませんですよ、マジに。
ちょうど更衣室にお借りしていた場所の真上の遊具が動き出し、ジェットコースターが接近していたこともあって、地鳴りも聞こえませんでした。…いえ、「ジェットコースターの音にしてはヘンだ?」と思った瞬間、地面が震えだし、そして大きく揺れました。でも立っていたために、すぐに地震とは判断できず、しばし立ちつくすこと数秒…。もう一人の主催れーちゃんが、とっさの判断で受付待機列に並んでいる100名ほどの参加者に「地面に伏せて下さい!座って!!」と声をかけたのを皮切りに、一斉に地面に身を低くした皆さんを見ながら、震動がとまるまで何もできませんでした。…いや、そんなもんだ経験不足ってヤツは。
震動がとまって自分にできたことは、更衣室の安全点検(女子更衣室にはすでに数名入っていたし、なによりも遊具の真下だったので)しかありませんでいた。…なんて役立たずの主催だ…と中に声をかけながら思ったよ、ママン_| ̄|○
そこからは大きな余震も体には感じず(<ココがミソ)、10分ほど停滞したたために本格的な受付は、いつもの通り11時ちょっと過ぎから始まりましたが、広くなった更衣室のおかげで大きな混乱と待ちもできずにイベントは進んでいきました。
最近ウチのイベントでは、好き者の誰かさんが音響なんぞにこり始めたので、今回から専用のスピーカーとミキサーが導入され、それをどうしても使いたくてたまらず、音源(PC)を繋ごうとしたんですけど、たった一本の電源コードを忘れたために、音源に電源を入れることができず(<大バカ)、泣く泣く無音でイベントを進行していくことにしたんですけど、これまた前々回から導入された無線マイクがとてもアヤシイもので、うっかり電源を切っておくとFMを拾いまくるというカナシイブツだったんですが、コレが今回大いに活躍してくれました。
FMから流れる災害情報を一日中流すことができたんですね。
これからあの無線マイクを小バカにするのはやめようと思いました。
また前日設営時には音源としてラジカセを持って行ってたんですけど、当日は必要ないので機材リストからはオミットされてましたが、「これからは持って行きなさい」とイベント終了後に家に帰ったワタシたちに、無敵母のありがたいお言葉が…たしかにそう思います。でっかくなくて良いから、トランジスタのラジオとか持って行っておくのが吉だと思いました。
参加者の皆さんから、いろいろと声をかけて頂きました。
「イベントを中止にはしないのか」「イベントを早く切り上げた方が良いのではないか」というものもありましたが、たとえイベントを早く切り上げたとしても、まだまだ参加しようとがんばって来てくれる人たちがたくさんいるので、ワタシたちは引き上げることはできませんし、園の方も閉園する気配がありません、それならば来てくれる人たちのためにも最後までイベントを続けようということで、予定通りイベントは続行されました。その間にも参加者には「早く引き上げることをお勧めします」と勧告をする一方、ラジオの災害情報・交通情報を流しつつ、自前で収集した交通情報をホワイトボードに書き出して(情報変更がある事に書き換え)、本部前に掲示しました。
その結果、電車で来られている参加者の多くが、公共交通機関が動き出すまで園内にとどまることになったようです。電車が動き出したのは、イベント終了後の午後5時30分以降だったようです。
今回で痛感したことは、仕方がないこととはいえ福岡人、地震に弱すぎる…ということでしょうか。自分たちも情報を提供するだけで、それ以上は何もできませんでした。
今回は野外のイベントということで、コレといって大きな災害にはなりませんでしたが、この日、博多港でイベントをされていたところもありますし、何よりも自分たちが、たとえば室内だったことを想定すると、今回のように適切な(?)声かけができたかどうかわかりません。
今後はより徹底した防災・災害時マニュアルが必要になってくることを痛感した一日となりました。…人生一瞬一瞬が勉強ですなぁ(しみじみ)