ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態

　…ちゅーわけで、今日は中に入れる「タコ」がなくなってしまっているので、急きょ「明太子」を入れることにする。明太子だけではたぶん味が足りないので、昨日の「もんじゃ焼き結論」にヒントを得て、「カーネルコーン」も入れてみよう。と思いつく。これでますます「もんじゃ」に近くなっていきそうだ。

　生地も、水を昨日よりもやや少な目にして混ぜ、邪道だとは知りつつ「ごま」と「青のり」も生地の中に混ぜ込む。紅しょうがは今日は却下。明太子と味がけんかするのが目に見えている。



　鉄板の具合も上々。ココロを落ち着けて……………いざ（じゅわわわわわ～～～～～～ん……）



　明太子（角切り）を入れ、コーンを振りまき、天かすを振りまく。天かすはぱらっと入れるにとどめる。三日目ともなると、どこが一番最初に焦げるか…とか分かってきはじめるもので、真ん中4つから攻めていくことにする。土手を切り崩し、積み上げ、彗星帝国にならないうちに やや強引にひっくり返していく。

　表情は真剣そのもの、なんたって今日も腹が減っているからな（笑）今回のたこ焼き修行のために、みやびは家でご飯を食べてないんだ、何が何でも美味しいたこ焼きを作れるようになってやらぁ！…と、真剣にならざるを得ないんだな。

　右手左手と竹串を持ち替えながら（二本持ちは邪道だと思っている）グリグリグリと上機嫌でたこ焼きができあがっていった。



　そして

「いっただっきまーす」



　おお、今日はちゃんとした「たこ焼き」になったぞ。「彗星帝国」でも「球体もんじゃ焼き」でもない！！　瞭（りょー）ちゃん（猫姫サマ）も期待に満ちた目でこっちを見てる。今日は大成功かぁ！

………ぱく……（あち…）

…………んまい…………………………………………だけどね…………。



　そう、たこ焼きの風味は「タコが入っているから得られる」風味であることが判明。明太子はごくあっさり風味なのだ。あの独特な香りがないのね。

　…火が通るかとおらないかの明太子もそりゃぁおいしい。コーンも入ってヤングチック（死語！）な味に仕上がってるんだけどね。……けどさ………。

　昨日は「二度とたこ焼きなんか見たくもねぇ！…」とのたまっていたけどさ、でもやっぱりたこ焼きはタコが入ってるから美味しいのよ。こんにゃく入れたりもするけどさ、でもやっぱりタコでない？……と痛感してしまったのでありました。



　んなこんなであっても、「たこ焼き鍋で今度ホットケーキミックスの元焼いてみよぉっと」とかしょーこりのないこと曰ってたりするんだな。＜東京ケーキが焼いてみたいらしい（すずカステラでも可・笑）









　……かくして、胸やけと胃痛をセットにした「たこ焼き修行・純情編」（は？）が一応の完結を見たのでありました。

　（ちゃんちゃん）