ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態

ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態― STUDIO L Webん室

まぁ、いわゆる雑記。

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 ―前口上―

 とある年の初冬、「どこでも1万円キャンペーン」に気をよくした無敵母が、一週間も家を空け、はるか関東の空の元でじあむ姉のおさんどんをしまくっていた時の物語である。
 無敵母が不在になって3日後、「今日こそは買い物に行くのだぁぁぁ!」と、夕方(おい)に重い腰を上げ、なくなってしまったお嬢さん方(猫)のエサと、暖をとるための灯油と、念願のたこ焼き材料を買いに行った。

 なんでたこ焼きかっちゅーと、ししょーちゃんからもらったんだ、たこ焼き鍋を。

 だったらやはり、ここは一応たこ焼き経験のあるヤツ(ほんのちょっぴり)がたこ焼きマスターへの修行をせねばなるまい。



 …というわけで、たこ焼き鍋は無事、(´ΦωΦ)家にやってきた。

 だが、たこ焼きを作ったことがあるのはすでに10年以上前になり、火加減も焼き方もほとんど忘れている自分としては、密かな特訓が必要じゃねーか?…としごく当たり前なことを思ってしまい、無敵・母のいないこの一週間に特訓期間が定められたのは、ほんのちょっぴりプライドが高い(ただ単に負けずギライ)(´ΦωΦ)にとって、しごく当然の行動だった。

 ご託を並べていたって何も始まらない。まずは買い物をせねば…というわけで、ついでもあり、スーパーへとたこ焼きの材料を買いに。いざいざいざ!



 まずは「たこ焼き粉」。…たこ焼きの生地の中身がよくわからないのでまずはこれをゲット。でもその内容もちゃーんとチェック。最近のたこ焼きはイロイロ入りすぎる傾向にあるんだけれど、その最たるものがネギ

 ワタクシは子供の頃から極度のネギ嫌……かと思ってたら、ネギアレルギーがあったりして、うっかり口にしよーもんなら、程度の差こそあれたちまち「キカイダー」状態になってしまう(なぜか半身にしか出ない)そんなこんなだから、原材料に入っているネギにも気を遣う。

 最初手に取った粉にはしっかりネギが入っていた。

「ええい、なんて邪道な粉なんだぁっっ!!(叩きつけるような勢い)」

 その粉にはネギだけでなく、「山芋」まで入ってて、説明書には『卵を1個入れてください』なーんてことまで書いてある。

「……これは、お好み焼きの粉かい?」

 とひっくり返して表を見るが、そこにはしっかり『たこ焼きの粉』と表記が………。

「………」

 何も見なかった振りをしつつその粉を元の位置に戻し、お誕生席コーナーに行くとネギも山芋も入っていない卵もいれなくていい純然たるたこ焼き粉(は?)があり、ついでにその隣にあった『天かす(特大袋)』を2袋(!)もゲット。…これで前準備完了。

 さぁ、次に探したのは『青のり』。



 青のりを焼くときにこっそり入れるのが好きなんだ。おいしいよ。



 しかし、だ。最近はグルメブームかなんだかは知らないが、「本物志向」のモノが多くてここでも難航。

 「四万十川」だの「なんとか川」だのとちょっぴりしか入ってなくて300円以上もするのばかり。

 「オイラは80円くらいのチープなのでいいのに~~~(;△;)」

 …と探すこと十数分。スーパー中を駆け抜けてやっと探し当て、その間にカゴに入れた雑多なモノ(乾パンとか何とか)の上に放り込む。最後にタコも紅しょうがも難なくゲットし、さて、レジに向かおうとしたその瞬間………



 「あ、桜エビが(売って)なかった………(がーん)」

 ……真の『たこ焼きマスター』になるにはまだ遠い……らしい。
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