ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態

ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態― STUDIO L Webん室

まぁ、いわゆる雑記。

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 7月に糠床サマを飼い始めて以来、いろんなものに挑戦中の(´ΦωΦ)です。ごきげんよう。

 以前より米麹を使ってなにか作れやせんかと思ってまして、候補は味噌と醤油、そして甘酒を上げておりました。
 
 甘酒は昔ウチに転がり込んでた友人が、実家から持ってきた自家製を飲ませてもらったんですが、まぁ酸っぱくて。
 酸っぱいのが苦手だし、そもそも甘酒はあまり美味しくないと思い込んでいたので、甘酒の地位はかなり下の方にあったんですけども、その後、バイトに入った某茶店で取り扱っていた甘酒がびっくりするほど美味しくて、認識が180度ひっくり返った甘酒が、ジワジワと味噌醤油を追い抜いて、気がついたらトップに立っていたという次第で。

 ……で、先日。
 某国営放送の番組で、オリゼーのコトをやってまして。
 コレをTLで手下・桜と( ・ω・)ノちゃん、そして ししょーとダベってたら、これはもうオリゼー実験がやりたくて仕方がなくなったとです。<ダメだけど素敵な大人。


 …というわけで、オリゼー実験。甘酒を麹からつくってみました。
 事前でネットでいろいろ調べてみると、麹から造る甘酒は……

 1.手順と温度さえ間違わなければ、難しくない。
 2.8時間もあればできちゃう。
 3.炊飯器でできちゃう。

 (´ΦωΦ)……炊飯器……。


 そう、ここでひとつ引っかかった。
 炊飯器
 である。

 (´ΦωΦ)は、調理師の免許を持っているが、実は炊飯器がうまく使えない。
 Twitterで、【#炊飯器が使えない調理師】 という自虐的なハッシュダグを付けてツイートをするくらいには使えない。
 なので、ゴハンを炊くのが毎回大騒動。
 新しい炊飯器を買うのが早いか、IH対応土鍋を買うが早いか、トトカルチョ(この場合の意味は【掛け】)のネタにされているくらいである。マジに。

 そして、(´ΦωΦ)ん家の炊飯器は、機能がほとんどない。
 調べたネット上資料は、炊飯器で粥を炊け…としているものが多くて、ここで2日思案する羽目に陥った。

 そもそも、粥を炊飯器で炊く意味が分からん…。

 鍋ありゃ炊けるやん。
 …と、ここまで口にしてふと思い出した。
 知人が昔、粥が鍋で炊けるという事実を知らなかったなぁ…ということを。
 「粥を炊こう」ということになって、そやつはいきなり炊飯器で飯を炊こうとした。…イヤちょっと待て。わざわざメシを炊かずとも、粥は鍋に水入れて少量の米を入れて煮れば、出来上がるのだ。
 ……そうそう。そんなこともありました。

 もしかしたら、粥は炊飯器で炊くモノという認識がスタンダードになる日が来るやもしれぬ。

 そんなことを考えて、ちょっと気持ちが暗くなってしまった冬の夜であった。
 それはともかく。


 もちろん粥炊き機能の付いていない我が家の炊飯器。
 たぶん水を多めに入れてスイッチを入れれば、粥になってくれるんだろうという予想は付いているが、たかが2合の粥を炊くのに電気使うのはもったいない……ということで、冬の暖房器具ストーブで粥を作ることにした。
 ストーブってこういう時に良いのよ。エネルギー効率抜群アイテム(冬なら。

ストーブで持つ米の粥を作りますよ-。
 さて、こんな感じに。

 ……と、ここで遅くなったが材料を。

 甘酒(約12杯分)
  ・餅米……2合
  ・水……3~4カップ
  ・麹……400g 

 ……今回、麹を入れる段になって、300g しかないことに気がつきまして、仕方なくそのままGOしてます。
 出来上がったのはやや甘みが少ないものになってますけど、コレもありだな…と(w。


 さほど大きくない手鍋に、分量の餅米と、餅米を炊くための水4合を入れます。この水は、↑に書いてある水とは分量外です。
 粥を炊く際の水の分量は、米の倍量(体積比)だと思っててOK。 炊きあがったら綺麗な【8分~全がゆ】になります。

中はこんな感じに。
 イメージとしてはこんな感じ。

 この写真を撮った約3分後には……
粥じゃ粥じゃ。

 こうなると、もう手を止めてはいけません。下から天地を返す要領でかき混ぜます。
 じゃないと焦げるよ(w。 <ストーブは火力調整がしにくいため(できないわけではない。鍋をずらせばよい。

 そして【全がゆ】状態になったら
 火から下ろしてあら熱を取りつつ、炊飯器の内釜に出来た粥を移します。

 ……なるほど、この手間と鍋にどうしてもくっついちゃう分をカットできるんだな、炊飯器で粥を作ると。
 理由が分かったところで、次行こう次。

 炊飯器の内釜に移すだけでも、粥の温度は下がります……が、もっと手際よく温度を下げるために、カップ1の水を投入。ざばー!

 水と粥をしっかり混ぜたら、料理用温度計を真ん中くらいの位置に差し込んで、温度を見ましょう。
 ……何度でしたか?

 60度よりも高いようでしたらまた水を入れますが、このとき一気に入れずに、今度は少しずつ入れていくようにしましょうね。
 ……自分は一気に水を入れちゃって、温度が下がりすぎて大変だった。←

 60度付近になったら、残りの水を入れます。この水は、あらかじめ温めておきましょう。
 ……だいたい40~50度くらいに。
 これ以上温度が下がらないようにするためです。

 3カップ分の水とぬるま湯を投入して混ぜ、温度がちょうどよければ、麹を入れましょう。ざざざざざー。
 入れたら混ぜ混ぜして、こうじが粥の中にまんべんなく行き渡るようにしてやります。

 ……あ、自分は今回乾燥麹を使ったので、麹をほぐす手間がいらなかったですが、あらかじめ麹はほぐしておきましょう。モミモミしてやるといいようです(w。

ありゃ、温度を下げすぎた。
 ここでもいっぺん温度を見てみます。
 ……今回水を一気に入れすぎて、麹を冷蔵庫から出しておかなかったこともあって、麹入りお粥の温度が下がりすぎてしまいました。
 イカン。

 麹は50~60度でよく活動して糖を出してくれるんだそうで。温度が高いと麹が死滅しちゃって醸せないし、低いと乳酸菌発酵がすすみすぎて酸っぱくなるんだとか。
 ……そうか。知人宅の甘酒がすっぱいのはそういう意味か。

 でもまぁ、慌てず騒がず。

 チート技ですが、炊飯器の蓋を閉め、炊飯スイッチを入れます。
 こうすれば、じんわりと温度が上がってくれるはず。
 5分ごとくらいの間隔で温度を測りながら、42度まで下がってしまった粥を、61度にまで上げることに成功。一度内釜を外に出して、へらでグルグルかき混ぜて58度くらいにまで冷ましました。
 とにかく温度との戦い。

 適温になったので、もう一度炊飯器に戻してやって、今度こそ保温スイッチをON
 蓋は開けてザルを被せます。あとは炊飯器とオリゼー達が頑張ってくれますよ。
温度を上げて、保温。ザルとふきんは必須です。
 …温度が下がりすぎるようならふきんを掛けて…とかいてあったので、ザルが微妙に小さくて開いちゃうスキマにかぶせてやりました。

 2時間ごとくらいに温度を見つつ、中の温度が均一になるようにかき混ぜてやりながら、約8時間保温しておきます。

 ……で、8時間後。
保温始めて8時間後……完成(w。 オイチィ-。
 完成(w。

 (´>ω<)ウマウマウマウマウマーーーーー!!


 火入れをせずに1週間ほど保つということなので、すぐに冷やして冷蔵庫へ。
 火入れをすれば10日くらい。
 でも、麹が生きてるまま飲みたいので、しばらくは火入れせずに置く予定。

 ……てか、すぐなくなるわ、これwwww
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