ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態

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まぁ、いわゆる雑記。

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 制帽の奥からカワチと妙高型たちの様子を見ていたヒナセは、自分には一生かかってもできそうにない受け答えだが、本来艦娘指揮官『提督』とは、あああるべきなんだろうなぁ……などと、今考えなくても良さそうなことを考えていた。
「とにかく、状況は? 状態がイマイチなドロップ艦を入渠槽ごと入れてたよね、確か」
 ヒナセが素っ気ない声で那智に訊く。できないならばできないで、それなりの立ち回りというものはある。
「あ……ああ……その……とにかく見てくれ。言葉でどう説明したものか……」
 どうにも歯切れが悪い。
 那智の狼狽ぶりに、ヒナセは事の重大さを感じずにはいられなかったが、実はこの那智、ときどき盛大にポンコツ振りを発揮することがあるので、そこも加味しておかねばならない。
「……ふむ。安全は確保できてるね」
「もちろんだ」
「じゃ、見てみますか」
「司令官、私が先に……」
「んにゃ、いい。那智を信頼してるから」
 考え得る重大ななにがしをいくつか用意しながら、ヒナセは救護室の扉を開けた。
「……れ?」
 開けてまず見えたのは、鳳翔の姿だった。顔だけこちらを向いている。
「……那智に呼ばれて来たんですけど?」
 言いつつ部屋に踏み入れて鳳翔の顔にピントが合えば、彼女が困惑したような顔になっているのに気が付いた。
「えっと……」
 ヒナセは思わず足を止めた。
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