2014.03.21 Friday
「ああ……どうもこうもねぇ……」
カメさんが顔を盛大にしかめたかと思うと、すぐに顔を上げてこっちを見た。
「おねえちゃん……でいいとかな?」
久世さんと喋ってる声よりもさらに大きな声がいきなり飛んできて、少なからず私を飛び上がらせた。
「は……はい。大丈夫です!」
とっさにこちらも大きな声で返事をする。どのように見えようとも、間違いなく私はお姉さんです。はいはいはい。
「この車、いつ買うたと? 何年ぐらい乗っちょっとな?」
「の…納車が昨日でしたっ!」
「ああ? ……昨日ちな!? で、アンタ、どっから走ってきたつな?」
「と…ととと東京ですぅっ」
いきなり頭ごなしにカミナリが落ちるので、なにか悪いことでもしてたんだろうかと身がすくむ。東京ではこんな大声で喋る人ってほとんどいないから、何をどうしていいのか分からなくなってオロオロしていたら、久世さんが、クスクスと笑いながら助け船をだしてくれた。
「カメちゃん。東京からきたお嬢さんなんですから、、声落として落として。……聖さん、クルマ屋さんね、別に怒ってらっしゃるワケじゃないですよ。こっちの方たちは、もともとこういう感じのしゃべり方なんです」
……あ、そーなの。
それが分かったら、そんなに怖くない……かも。
…この雑記にも、日々改良が加えられております。
昔使ってたシステムだから、管理画面で迷わないのが吉(w。