ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態

ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態― STUDIO L Webん室

まぁ、いわゆる雑記。

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 飛べないムクドリを飼っています。
 昨年の暮れ頃に、我が家の前で保護して獣医さんに預けました。獣医さんのおかげで元気になったのですが、折れた右羽根は元通りにはならず、リリース(放野)することができないので、ウチで最後まで面倒を見ることになった子です。
 成鳥を保護したので、この子が一体何歳なのか見当もつきません。もしかしたら若いのかもしれないし、ものすごく年寄りなのかもしれません(なんとなく若いような気はしますが。行動を見ていると)

 今日はその子が呟くように延々と啼いています。啼いているというよりなんだか喋っているみたいです。
 預けていた獣医さんから我が家に連れ帰ってきて、ひと月ほどになりますが、こんなにきれいな声で長々と啼いているのは初めて聞きました。

 君はなにに向かってお喋りをしているんだい?

 先住者のネコ様が二階から降りてきた時に啼いていたので、もしかしたら彼女(ネコ)に何かを語りかけていたのかもしれません。もしそうなら、ネコにも我が家にもずいぶん慣れてきたのでしょうね。
 ちなみにネコも預かりっ子で、今年で20歳になりました。鳥にもネズミ(昨年冬にウチの地方では野ネズミが大発生して、家の中を走り回ってました)にもネコジャラシのおもちゃにも興味はないようです。彼女はただひたすらに自分のペースで生きています。


 さて、我が家のヒト(たち)は好き放題に生きています。一方は一週間のほとんどを習い事に費やし家にいず、もう一方は仕事をしているんだか遊んでいるんだか分からない生活をしています。…ちなみに後者は僕のことですが(一方から常に言われる言葉<『仕事をしているんだか、遊んでいるんだか…』)


 ネコも鳥もヒトも、みんな好き放題やっているんですが、ふと振り返ってみると、本来なら身近に集うことがないはずのものたちが、なぜか一つ屋根の下に集ってそれぞれの生活をしていることに、世の中の不思議と「縁」を強く感じます。

 この命交わるところに自分自身がいること。それに小さな喜びを感じる今日この頃なのです。
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ネコや鳥や虫のオハナシ


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