ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態

ぼえぼえ―お道楽さま的日常生態― STUDIO L Webん室

まぁ、いわゆる雑記。

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 生き物ではなくて、生き者。…ペットという存在は、家族にとってそういうものだと思います。
 モノでも物でもなくて、
 すっちゃん(スズ様…たまに「すぅさん」と訛って発音される)はウチのペットではなくて、預かりっ子なんですけどね。
 夜中ひとりで仕事して(日中も含めればたいがい一人なんだが)いる時、すっちゃんはPCデスクのすぐ側の彼女専用ベッドで寝ているか、ワタシの足元でカゴ猫になっているか、人の足の上(膝の上ではない。legでもなく、footの上)に尻を載せて人を動けなくしているかのいずれかですが、それでも、夜中にトイレについてくる彼女を見てると、…ああ、生き者のいる生活って、なんてシアワセなんだろうと痛感します。

 自分以外に生きている者が、目の届くところにいる…というのがどんなに安心できるか。


 …世の中にはいろんな人がいて、猫が嫌いなとある人は、「猫って、抱くと内蔵がわかる(手に触る)からイヤ」と言いますが、そのてれてれの柔らかい体が、猫好きにはたまらんワケです。
 このテレテレした柔らかい体を持つ小さな動物を、ワタシの伯母は「赤ちゃんの柔らかさと大きさなんよ」と申します。…たしかに、言われてみればそうかもしれない。
 
 この赤ちゃんの柔らかさと大きさを持つ動物は、卑怯な(笑)ことに、顔の面積には不釣り合いな大きな目―夜になると黒目が大きくなるし―が、顔を上下に分けた面積の中央線よりちょっと上あたりに配置され、顔自体は前後も左右も丸く(犬の多くは横から見ると細長い)……つまりは人間がかわいいと感じるツボを、押さえまくっている動物なワケですよ。

 ワタシが犬よりも猫が好きな理由が、とにかく静かな動物で、加えて自分本意な動物だからです。媚びたりしない(実際には媚びますけど、それは猫本人の欲望に直結してる。どんなことをしてもおやつが欲しい時とか)。

 そんなワガママいっぱいな動物が、自分の横で健やかに眠っているのを見ると、この子に自分は信頼されているんだな、と。世の中は平和だ…とも思えます。
 ウチでは猫は猫らしく好き放題させていて(最低限のしつけはしているけど)、歴代のウチの猫どもは、例外なく言いたいことを腹一杯言う猫ばかりでした。…預かりッ子のすっちゃんも例外ではなさそうです。

 もう19才になってしまっているので、どれくらい一緒にいれるかわかりませんが、それでも、またれーちゃんと暮らせるようにがんばって欲しいし、できるだけ長生きして欲しいと思います。

 またワタシに、生き者のいる生活を与えてくれたすっちゃんに、心から感謝しています。
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